2019年12月12日(木) 14:15~15:45 (A会場)
「記憶の解凍」:資料の”フロー”化とコミュニケーションの創発による記憶の継承
講演者:渡邉英徳(東京大学大学院情報学環・学際情報学府)
概要:現代の社会においては、“ストック”されたデータそのものに加えて、適切な情報デザインによって“フロー”を生成し、コミュニケーションを創発することに価値が見いだされる。従って、戦災・災害など、過去のできごとの「実相」を未来に伝えていくためには、デジタルアーカイブ/社会において“ストック”されている資料を“フロー”化し、コミュニケーションを創発することで情報の価値を高め、継承へのモティベーションを生み出していくことが望まれる。本講演では、社会に“ストック”されていた資料を“フロー”化し、記憶を未来に継承する営み=「記憶の解凍」について解説する。